【済】トイレの匂いの原因と対処法は?
「トイレの匂いが取れないんですけど、原因は壁紙ですか?床材ですか?原因は一体何なのでしょう?」
原因は「尿石」、つまり尿が飛び散って乾燥し、結晶化したものだろうと思われます。
①壁紙
まず一番考えられるのが、男性が同居している場合、立って用を足していると尿の飛沫が壁紙に飛び散っていることです。
トイレ用の壁紙とメーカーさんが言いますが、実はそれはデザインだけの問題なので、材質は一般の壁紙と同じです。
いくら便器を掃除してもニオイは取れません。
原因の第一位は壁紙なのです。
壁紙を毎日拭くことでニオイのつかないトイレを維持することはできますが、すでにニオイがしみ込んでいるものは一度「ニオイ取り掃除」してみて欲しいのです。
【トイレのニオイ取り掃除】
1.食器用洗剤などでもいいのですが中性洗剤を水で薄め、スポンジに付け、ポンポンと叩くように壁紙を掃除します。タオルではなくスポンジがいいです。
2.次に濡らした雑巾で洗剤をふき取ります。
3.最後に乾いた雑巾でふき取ればニオイはある程度軽減できます。
またクロスを貼るときのノリにニオイがしみ込んでしまう場合もあります。職人さんの拭き忘れなどでノリが壁紙の表面に残ったままになり、やがてノリにアンモニアのニオイがうつってしまうことがあります。
②便器と床のすき間
また、床に飛び散った尿が便器の下に入り込んでしまい、その積み重ねで便器と床の隙間に尿石が溜まってしまうことによりニオイがでているケースもあります。すき間が茶色になっていたりしますよね。
この場合はもう取れません。対処法としては、費用はさほどかかりませんので床の張り替えをおススメします。CFCシート(ビニールシート・クッションフロア)であることが多いので比較的安価です。これなら工事費込みで15,000円程度でできます。約1時間で完了です。
③排水管の勾配が悪い
排水管の勾配が悪いとそもそもの流れが悪いため、排水管が詰まりやすくなります。水で流れるからニオイが無いのですが、流れが悪いとそこに汚物などが溜まってくるのでニオイが逆流してきます。
勾配をつける工事ができればいいのですが、修繕できない場合も多いので、定期的に排水管を洗管業者さんに依頼して洗浄してもらいましょう。
安い業者さんなら2万円くらいからありますが、カメラチェックしてくれる洗管業者さんなら3~4万円というところでしょう。おススメは、高くはなりますが、どうせやるならカメラを入れてしっかり現状を調べてもらったほうがいいと思います。
④劣化による配管の損傷
ほかにも床下の排水管が古くなっている場合もあり、排水管のジョイント部分が破損して、そこから少し排水が漏れている可能性もあります。
以前、トイレのニオイがキツイ、というご依頼でリフォームに伺ったとき、床下を剥がしてみたら、床下が汚物まみれ、汚水が大量に溜まっていたという物件がありました。
風水的にも「水漏れは出費の暗示」と言われ、大変忌み嫌いますので、トイレに限らず雨どいやキッチンなどの水漏れも早めに修理しましょう。
「排水管の劣化の修繕は大掛かりな修理になりますか?」
その可能性もあります。
トイレが臭うご家庭は結構多いのですが、風水的に悪いので何とかしたほうがいい。
場合によってはどこまで汚水が広がっているかにもよるのですが、床下は35cm~50cmくらいしかないので人が床下に潜って作業することができません。ですので床をすべて剥がして作業するしかありません。この場合は価格の差がかなりありますが、最低でも30万円はかかるでしょう。状態が悪ければ100万円を超えることも覚悟してください。
【トイレの換気と消臭】
また、そこまででは無いけど、なんとなくニオイが気になるという人は、一面だけでもエコカラットにするのもいいでしょう。
賃貸の場合は額装のエコカラットもありますので気軽に取り入れることができます。
【消臭クロスか、エコカラットか】
半永久的とメーカーさんは言いますが、経験値上、そうでは無いと思います。キチンと消臭するならエコカラットのほうがいいでしょう。
例えばトイレの一部、45cm×45cmくらいでも効果はありますし、アクセントになって綺麗です。
賃貸マンションなどのトイレでも、額装したエコカラットなどを置いてもOKです。
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